ども、はじめまして。
そして、こんにちは。
このサイトに来ていただき、ありがとうございます。
読書(ライトノベル含む)、美術や演劇、落語などの
エンタメが好きなshinmai-shufhu(新米主夫)です。
本日ここで紹介するのは
電撃文庫(ライトノベル)の方向性を決めたといわれている
『ブギーポップは笑わない』。
そのシリーズ第9巻
『ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎上』
の紹介と感想について書いていきたいと思います。
この記事を読んで興味を持って頂けるとうれしいです。
目次
- 『ブギーポップ』シリーズとは?
- 上遠野 浩平(かどの こうへい)さんとは?
- イラストレーター 緒方 剛志さんの関わる作品
- この作品のあらすじ
- 章タイトル
- キャラクター紹介
- shinmai-shufhu(新米主夫)の感想と評価
- 気になるワード
- まとめ
目次
1.『ブギーポップ』シリーズとは?
1作目の『ブギーポップは笑わない』で
第4回(1998年)電撃ゲーム小説大賞の「大賞」受賞。
当時のSFの舞台設定といえば、
「ドラゴンやエルフなどが出てくるファンタジーの世界」など
というが一般的だったのを
「もしかしたら私たちの高校で、もしくは日常社会(の裏側で)。」
にされた作品です。
(今は異世界や転生などの「やり直し系」が主流のようですね)
『〈物語〉シリーズ』などで有名な西尾 維新さん、
『Fate/stay night』などで有名な奈須 きのこさんや
『キノの旅』シリーズの時雨沢 恵一さん
などにも影響を与えた作品です。
現在、『ブギーポップ』シリーズは23巻。
2019年5月10日には、23巻目の新刊
『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』
が発売されました!!
この作品の作者は
上遠野 浩平(かどの こうへい)さん。
イラストレーターは
緒方 剛志(おがた つよし)さんです。
このシリーズは、このコンビなので、
「ブギーポップといえば、この作風にこのイラスト!!」
というぐらい。
なのでアニメ化されて、
キャラクターを見て違ったら
反射的に違和感をもってしまうぐらいです。
まぁ21年も読んでるとそうなっちゃいますよね。。。
アニメ(2回)、実写映画、漫画は4種(1つは緒方剛志さん)
と展開されてます。
2.上遠野 浩平(かどの こうへい)さんとは?
1968年千葉県生まれの小説家さんです。
1998年『ブギーポップは笑わない』で
第4回電撃ゲーム小説大賞の「大賞」を受賞し、
電撃文庫よりデビューされました。
当初は、電撃文庫で『ブギーポップ』シリーズを出されてましたが、
のちに講談社や徳間文庫をはじめ、
他社でもブギーポップに連なる作品を出されてます。
3.イラストレーター 緒方 剛志さんが関わる作品
【イラスト】
『ブギーポップ』シリーズ
作者:上遠野 浩平
出版社/メーカー:メディアワークス
『自転地球儀世界』シリーズ(全3巻)
作者:田中 芳樹(3巻のみ一条 理希との共著)
出版社/メーカー:徳間デュアル文庫
『なぞの転校生』
作者:眉村 卓
出版社/メーカー:講談社青い鳥文庫f
『ねらわれた学園』
作者:眉村 卓
出版社/メーカー:講談社青い鳥文庫f
『カードゲームクロニクル』シリーズ
作者:石崎 洋司
出版社/メーカー: 講談社青い鳥文庫
『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』
作者:千葉 智宏
出版社/メーカー:角川スニーカー文庫
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』
作者:千葉 智宏
出版社/メーカー:角川スニーカー文庫
【漫画】
『ブギーポップは笑わない』
出版社/メーカー:メディアワークス
(旧版と新装版があります)
【画集】
『緒方剛志画集―BOOGIEPOP AND OTHERS』
出版社/メーカー:メディアワークス
など
4.この作品のあらすじ
今作は、前作と連作になっていました。
闘いの間に入って傷ついた正樹の運命はー
フォルテッシモとの再戦はー
そして、物語の起点となったエンブリオはー
5.章タイトル
7.いたずらに膨れ上がり続けるのみの各部に戸惑い―
8.その混乱の中で一筋の光明を感じた気になりしも―
9.それは殻の中での、ひとときの成長過程のひとつ―
10.果てに待つものは、殻の外のみが知ると言えども―
11.その外の何たるか、殻の中より見える道理もなし―
12.孵らぬ卵は恐れ戦きつつ、今も何かを夢見て動く―
6.キャラクター紹介
穂波 顕子(ほなみ あきこ)
「生命を観る」ことができる女子高生。かって水乃星 透子の巫女だった。
パール
反抗勢力ダイアモンズのメンバー。変身能力と攻撃力を持つ人造生命体。
柿崎 皆代
恋人を事故で失い、それに伴って流産をしてしまった女性。
キョウ兄ちゃん
10年前に亡くなった「人に秘めたる能力を開花させる」ことができた少年。
モ・マーダーによって暗殺された。
「あなたの中に一匹の虫がいる。」
瀬川 風見
女優。実は潜入型合成人間“スワロゥバード”
顔の皮膚などを観察して人の心の様子を見抜ける。
サイドワンダー
自動追尾の能力をもつ合成人間。過去にキョウ兄ちゃんを危険と中枢に報告。
7.shinmai-shufhu(新米主夫)の感想と評価
私shinmai-shufhu(新米主夫)が紹介する
『ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎上』の個人的な評価としては
5点を満点とすると
4.5です。
その理由を4項目
「ストーリー」
「設定」
「キャラクター」
「文章力」
を5段階で評価していきたいと思います。
それでは、項目ごとの評価点とその理由を。
1番目「ストーリー」
ここでのエピソードは、フォルテッシモとイナズマの再戦。
それに限ります。
そこに至るまでの経緯、またブギーポップの役割は。
といったところでしょうか。
よって、「ストーリー」の評価は5といたしました。
2番目は「設定」
ここで、穂波 顕子と水乃星 透子との関係や
このエピソードの中心にいるエンブリオのオリジナルと
『夜明けのブギーポップ』で登場していたモ・マーダーとの関係などの
新情報があり、関係性がますます気になります。
なので「設定」の評価は5といたしました。
3番目は「キャラクター」
前作からの続きですので、そんなに新しいキャラクターは出てきません。
スワロゥバードこと瀬川 風見ぐらいでしょうか。
しかし、直接的なエピソードではありませんが、
語られる名前としては
水乃星 透子やモ・マーダーなどができてきます。
なので「キャラクター」の評価は3といたしました。
4番目は「文章力」
最後の最後で、穂波 顕子やサイドワンダーの過去が明らかになります。
また、単に巻き込まれていただけと思っていた人物にも
エンブリオでさえ気づかないうちに能力の発現が起こっていたことも判明します!!
なので、「文章力」の評価は5といたしました。
以上の四つの観点から総合評価は4.5とさせていただきました。
8.気になるワード
知らず知らずに周囲の状況を誘導していく能力“タイトロープ”
水乃星 透子 -『VSイマジネーター』-
モ・マーダー -『夜明けのブギーポップ』-
まとめ
今回の記事では
『ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎上』
について書かせていただきました。
こちらのエピソードは、2019年1月から3月まで放送されていた
アニメ『ブギーポップは笑わない』では描かれていません。
第2期があれば、描かれるでしょうね。
この記事で興味を持っていただけたら嬉しいです。
初めてライトノベルを読む人には、
ぜひともオススメしたいシリーズです。